無題

■近況
久しぶりに「チュッパチャプス」を買ってみた。
何時振りだろうか。
もはや小房時代に遡る勢いだった。
そのせいか、私はとても高まっていた。
そして徐にチュッパチャプスの包装を解き……。

…………。

解けない。
最近爪を切ったばかりか、包装が解けない。
諦めてハサミを使おうとしたその瞬間、私は思った。

私の限界はここ、これ止まりと
他の誰でもない、私が、
私自身が見限っているんだ……！
自分を……！
その可能性を……………！

……と。（ざわ…ざわ…）

それから小一時間ほど経っただろうか。
気づけば私の手とチュッパチャプスは血で真っ赤に染まっていた。
なんということだろうか。
痛みが後から押し寄せてくる。
そして、包装を解けないという絶望感。

もういやだ。

結局私は怒りに身を任せて金属ハンマーで中身もろとも砕いてやったわけだが……。

(´ー`)y-~~





※この物語はフィクションです。
実在の人物、地名、団体名等とは、一切関係ありません




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